野菜でデザート
こんにちは
台風も接近してきてお家でゆっくり過ごしていたい今日この頃。
こんな日は絶好の料理日和なのではないでしょうか。
さて今回はデザートを紹介していきます。
私が思う最も簡単で最もバリエーションを持たせることのできるデザート。
今回作っていくのはゼリーです。
ゼラチンの粉さえ買ってくればジュースの種類や何の果物を入れるかで無数の楽しみ方ができる最高の食事の友なのではないでしょうか?
果物もコンビニやスーパーで冷凍フルーツを買ってくれば包丁いらず、低価格でお手軽お手頃。色々試せる絶好の実験対象なのです。
まず私が試してこれは美味しいっていうゼリーをご紹介します。
私のゼリーバリエーション
①アセロラジュース+ブルーベリー
甘酸っぱいアセロラジュースに、独特な渋みを持つブルーベリーの組み合わせ。甘味、酸味、苦味の三つがバランスよく調和していて美味しかったです。冷凍ブルーベリーはスーパーならどこでも売っていて一番手に入りやすいと思います。
私の中でこの組み合わせは鉄板ですね。
アップルマンゴーの強い甘味と紅茶の独特な渋味がマッチして、見事に美味しい組み合わせ!
個人的には一番美味しいです。紅茶とアップルマンゴーは香りの相性も良く、南国のフルーツティといった感じでしょうか。甘すぎず落ち着いた味が食後のデザートにはぴったりです。アップルマンゴーはファミリーマートで冷凍のものを見つけて以来そこで買い求めています。
③ジャスミンミルクティー
ジャスミン茶にミルク、砂糖を入れてゼリーにしました。ジャスミン茶とミルクの比率は1対1。色は杏仁豆腐のようになりましたがもちろんちゃんとジャスミンの香りも風味も残っています。これも甘さ控えめ。ミルクのまろやかな味の後にジャスミンの上品な香り。食後にピッタリです。特に辛いものを食べた後なんかは大変美味しく感じるのではないでしょうか。
④三ツ矢サイダー+いちご
サイダーの味はニュートラルでクセのない甘味ですので何にでも合います。甘酸っぱいイチゴとわずかに感じる炭酸がさわやかな夏向けのゼリーになります。
冷凍いちごもファミリーマートで発見しました。うちの近所のファミリーマートは冷凍フルーツの品揃えがとてもよく重宝してます。
トマトへの挑戦
さあここまで4つのゼリーを紹介してきました。どれもジュースとゼラチンの分量さえ間違わなければ絶対に失敗しない鉄板の組合せです。ちなみにフルーツを使うゼリーに関しては冷凍フルーツ1袋に対しゼラチン溶液入りジュース500mlで作りました。1人なら約4食分、2人なら約2食分。ただし我が家の妻にかかれば1回でペロリと平らげてしまいます。それだけ好評ということです。
鉄板メニューばかり作っていても新しいメニューは生み出されません。ちょっと冒険してみたくて私はトマトのゼリーは作れないかと考えました。
そこで試したのが
甘酸っぱいもの同士仲良くやってくれるかと思ったのですが、、、
どうもマッチしない。アセロラとトマトを交互に食べている感じ。まずくはないのですがゼリーにする必要もない。失敗かな〜。
こう失敗してみるとどうしてもトマトを使って美味しいゼリーを作りたくなるもの。
他にもチャレンジ!
クセのないニュートラルな甘さの三ツ矢サイダー。クセがないからこそ何にでも合う。トマトだって!と思ったのですが、、、
及第点ではありますたしかに。しかしこれぞ鉄板!美味しい!ってとこまではいかなかったんですよね〜。なんといいますかデザートなのかサラダなのかどっちつかずというか。トマトで有る必然性も感じられなかったですね。
⑦カツオ出汁+ミニトマト
ならデザートとしてではなくサラダとしてゼリーを作ってみたら?と思い、やってみました。結果は、、撃沈。醤油を少し垂らしたから?出汁がうすかった?とにかく気の抜けた旨味とちょっとしょっぱい感じでそもそもの出汁ゼリー部分が美味しくなかったです。
後日調べてみたところ実際出汁ゼリーサラダというものを試して成功している例はある様です。私の時は出汁ゼリーの作り方に問題があったのかもしれませんね。
妻もこのゼリーを大批判し絶対食べない宣言をしてきました。
まあレタスと混ぜて出汁風味のサラダとして出したら、ゼリーが入っているとは気づかず美味しそうに食べていたのですが。
ドレッシングの代わりとして作る分にはおいしいと思います。
甘さを付加する
ここまでのトマトゼリー、やはりトマトにはデザートになり得る甘さが足りない!
ただ組み合わせるジュースを変えるだけでは限界がある気がしたのです。
トマトを変えないと。
たしかに糖度の高いトマトやフルーツトマトと言ったデザートになり得るトマトは存在しますが私が作りたいのは毎日作れる食べれる簡単デザート。できればスーパーで簡単に手に入る食材だけを使いたいのです。
ということで単純にトマトを砂糖漬けにしてゼリーにしましょう。
⑧三ツ矢サイダー+砂糖漬けトマト
これは大正解。トマト自身が甘くなったことにより、酸味、旨味がちょうどいいくらいに抑えられ、三ツ矢サイダーの甘みに見事にマッチ!トマトの味を少し三ツ矢サイダーに寄せたことによりトマトの個性を主張しつつデザートとしての役割もしっかり 成し遂げました。これは美味しかった。
散々実験したゼリーで思い入れが深いため、今回はこちらのゼリーのレシピを掲載していきます。
レシピ
デザートでリコピン!トマトのゼリー
材料
4食分
・トマト3個
・砂糖小さじ2
・三ツ矢サイダー400ml
①トマトの皮を向きます。
トマトのへたをとり、へたの裏側に十字の切れ目を入れます。
トマトが丸々浸かるぐらいの水を沸騰させ、そこにトマトを入れて1分ほど茹でます。
そのあとすぐトマトを冷水につけると皮がめくれてくるのでそこから手で向いていきます。
↓
②トマトに砂糖をまぶします。
小さじ2ほどの砂糖を3つのトマトの表面にまぶしていきます。
そしたらラップして冷蔵庫に入れて10分ほど置いておきます。
なるべくトマトの食感、酸味旨味は残したいのであまり長い時間は砂糖漬けにしません。
③ゼリーを作っていきます
トマトを深皿にいれ、三ツ矢サイダー400mlを入れます。
シュワシュワー
やかんで沸騰したお湯を沸かし、計量カップに50ml注ぎ、50mlの水を入れて約80度くらいのお湯を作ります。
そこにゼラチンをかき混ぜながら入れてゼラチン溶液を作ります。
ゼラチン溶液をトマト三ツ矢サイダーの深皿にいれて、冷蔵庫に1時間ほど置くと固まります。
完成!
冷たく美味しくデザート感覚で野菜のとれるゼリーの完成です。
夏バテ予防にもいいのではないでしょうか。
調べてみるとトマトを使ったゼリーは結構試されている方多いみたいですね。色々なやり方にチャレンジしてもっと美味しいトマトゼリーを作ってみたいものです。
さて今回トマトに砂糖漬けという加工を施してみました。この砂糖漬けという方法、本来は食材の保存方法として生まれた加工ですよね。これは「浸透」という科学現象を使った手法なのです。次回はこの浸透という現象とそれを使った食材加工について考えてみたいと思います。
それではまた次回〜さようなら〜